~障がいのある子どもたちのための生演奏鑑賞会~「丸の内 Shall We コンサート」開催レポート

街を訪れるすべての人々にとってやさしいまちを目指す大丸有。今年も都内の特別支援学校に通う障害のある子どもたちを丸ビルホールに招待する「丸の内 Shall Weコンサート」を2025年7月14日(月)に開催いたしました。

三菱地所は2004年度より、プロの音楽家とともに特別支援学校等を訪問し、障がいのある子どもたちに生演奏を届ける「Shall Weコンサート※1を開催しておりますが、2022年度からは大丸有SDGs ACT5が定めるテーマの一つ「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みとして、「丸の内 Shall Weコンサート」も開催しております。

「丸の内 Shall Weコンサート」は、生の音楽に触れる機会として特別支援学校の生徒の皆さんに大丸有エリアの施設(今回は東京国際フォーラム)にお越しいただき、最高の音質・大規模ホールで音楽の楽しさと魅力に触れていただきながら楽器や音楽について学ぶ機会を創出するとともに、子どもたちの心の成長を後押しすることを目的として開催するものです。

今回は都内の特別支援学校60校にご案内し、ご関心を寄せられた東京都立鹿本学園の皆さま約160名にご参加いただきました。また大丸有におけるダイバーシティ&インクルージョン推進の取り組みとして、大丸有エリア就業者約60名(生徒の案内役等運営ボランティア含む)、及び関係者にもご参加いただき、子どもたちと共に音楽を楽しみ、触れ合う機会となりました。

NHK交響楽団のメンバーによるアンサンブルでは、クラシックの名曲から親しみやすい楽曲まで、幅広い演目を演奏いただきました。また、弦楽器・打楽器・ピアノといった楽器の音の出る仕組みについても、楽しくわかりやすくご紹介していただきました。後半には生徒たちが舞台前に出て、演奏に合わせて元気いっぱいに歌声を響かせ、会場は一体感とあたたかさに包まれました。

大丸有SDGs ACT5実行委員会は、障がいの有無にかかわらず音楽を楽しむ心を大切にし、感動や刺激を糧とする子どもたちの心の成長を見守りながら、豊かな共生社会の実現に挑戦していきます。

※1 三菱地所の「Shall Weコンサート」について
三菱地所は、社会貢献活動の重点分野である「文化・芸術支援」「社会福祉」の観点から、生の音楽に触れる機会として特別支援学校の生徒の皆さんを対象に出張型の三菱地所の「Shall Weコンサート」を開催しています。このコンサートはプロの音楽家と学校を訪問し、音楽の楽しさと魅力に触れてもらうとともに、楽器や音楽について学ぶ機会を創出することを目的に開催しているものです。2004年度よりスタートし、2024年度は3校で開催、これまでに延べ107回、約2万人以上の生徒の皆さんに生の音楽をお届けしています。

演奏者:NHK交響楽団のメンバーによるアンサンブル

ヴァイオリン: 三又 治彦

桐朋学園大学卒業。現在NHK交響楽団第1ヴァイオリン次席奏者。ハマのJACK代表として、こどもや障害者が楽しめる地域コンサート「クリスマスキャロル」等、精力的に音楽コンサートやワークショップを開催している。

コントラバス: 本間 達朗

桐朋学園大学卒業。卒業時、皇居内桃華学堂にて御前演奏を行う。現在NHK交響楽団コントラバス奏者。文化庁新進芸術家海外派遣員としてウィーンに留学。日本演奏家コンクール第1位等受賞。桐朋学園大学非常勤講師を務める。

打楽器: 竹島 悟史

東京藝術大学卒業。現在NHK交響楽団打楽器奏者。“打楽器奏者”として幅広いフィールドで活躍しつつ、“ピアニスト” “作編曲家”としての顔をも持ち合わせ、様々なシーンで信頼を受ける気鋭の“音楽家”である。

ピアノ: 黒澤 優芽

東京藝術大学卒業。現在、昭和音楽大学大学院修士課程に特待生として在籍。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール最高位、他多数受賞。ソロはもとより、室内楽や伴奏においても多数の演奏会に出演している。

コンサート 開催概要

名称丸の内 Shall We コンサート
開催日2025年7月14日(月)
場所東京国際フォーラム
来場校・人数東京都立鹿本学園(約160名)
※引率者含む
大丸有エリアの就業者 参加者数三菱地所、農林中央金庫、日経グループ社員他 約60名
※運営ボランティア含む
演奏内容バンジョーとフィドル、スラブ舞曲、スペイン舞曲、アイネ・クライネ・ナハトムジーク他
主催大丸有SDGs ACT5実行委員会
お問い合わせ大丸有SDGs ACT5 実行委員会事務局
info@act-5.jp