2021年の取り組み

~全6回軽食つきセミナー~「SUSTABLE(サステーブル)」Vol.1 ウニノミクス開催レポート

「サステナブル・フード」について“おいしく・楽しく”知っていただくための新プログラム「SUSTABLE」のVol.1 「ウニノミクス」が2021年9月14日に開催されました。

まずは、ウニノミクス株式会社 創立者の武田ブライアン剛氏より、世界中の海で地球温暖化などの環境変化によってウニが大量発生してしまい、そのウニが藻場の海藻を食べつくすことにより海の磯焼け現象が深刻化していたこと、そして、海藻食害を引き起こすウニを捕獲して陸上で畜養するシステムを構築し、海の生態系を守りながら美味しいウニを四季を通して流通させるというウニノミクス社の事業についてご説明頂きました。生態系の回復だけでなく、地域経済の活性化や飲食店舗への安定供給という付加価値も提供する同社のこの取り組みに対し、参加者からは熱い視線が注がれました。

ノルウェーからzoomでご参加の武田氏

その後は、農林中央金庫 食農法人営業本部食農金融部部長(水産担当)朽木一彦氏も加わり、世界中の海で起こっている磯焼けの現状や、海の豊かさを守るサステナブル・フードの未来についての対談が繰り広げられました。

朽木氏

そして、待ちに待った試食タイム。会場キッチンでは丸の内シェフズクラブのメンバーでもある「アンティカ・オステリア・デル・ポンテ(丸ビル36階)」の総料理長ステファノ・ダル・モーロ氏と同東京店料理長 當間一貴氏が、ウニノミクス社の畜養ウニをライブで調理。

会場キッチンで料理を仕上げるステファノ氏
「完熟トマトのブリュスケッタ、ウニノミクスの雲丹を乗せて」
シェフセレクトのノンアルコールドリンクとともに

参加者の皆さんは、シェフお二人の環境に対する想いにじっくりと耳を傾けながら、美しく、そして美味しい一皿に舌鼓を打ちました。また、當間シェフからは、会場であるTOKYOTORCH常盤橋タワー3階 「MY Shokudo Hall & Kitchen」の設計段階からアドバイスをしていたという秘話も披露頂きました。

自身の環境に対する想いを話す當間氏

アクション実施概要

開催日時2021年9月14日(火)18:30〜20:00(開場18:00)
開催場所MY Shokudo Hall & Kitchen(東京都千代田区大手町2-6-4 TOKYO TORCH 常盤橋タワー3F)
出演者◆ウニノミクス株式会社 創立者 武田ブライアン剛氏(※ZOOMでのご出演)
◆農林中央金庫 食農法人営業本部 食農金融部 部長(水産担当)朽木一彦氏
◆アンティカ・オステリア・デル・ポンテ 総料理長 ステファノ・ダル・モーロ氏
◆アンティカ・オステリア・デル・ポンテ 東京店料理長 當間一貴氏
定員会場参加:30名/オンライン参加:500名
参加費会場参加:1,000円/オンライン参加:無料
主催大丸有SDGs ACT5実行委員会/三菱地所株式会社 EAT&LEAD
後援
国連広報センター