活動レポート

【E&Jラボ特別企画】東京レインボープライド2024見学ツアー開催レポート

4月19日(金)-21日(日)に代々木公園で開催されたアジア最大級のLGBTQ+イベントであり、「” 性”と”生”の多様性」を祝福する祭典、「東京レインボープライド2024(TRP)」に、ACT4(D&I)の事務局メンバーと様々な企業の担当者の方々で参加しました!

今年のTRPは、「変わるまで、あきらめない。」をテーマに開催され、日本でパレードが初めて開催されてから30周年の節目を祝う企画も行われました。初日は強風の影響で残念ながら中止になりましたが、2日間での延べ来場者数は約27万人と、東京レインボープライド史上最大規模での開催となったようです(公式HPより)。ACT4では、昨年に引き続きTRP見学ツアーを行い、今年の参加者は昨年を上回る40名ほどの方が参加してくださいました。

LGBTQ+には、非常に長い間偏見や差別と闘ってきた歴史があり、その中で当事者やアライが想いを繋いできたからこその「今」があります。そのような当事者を取り巻く社会の環境や歴史的背景を踏まえて参加してもらうことで、TRPをただ楽しむだけでなく、開催する意義を理解し、今後各社でLGBTQ+への取り組みをより進める際のヒントにしていただけるのではなるのではないか。
そんな想いのもと、ACT4の事務局メンバーでもある株式会社アカルクの堀川さん等による紙芝居形式での見学前レクチャーが行われました。LGBTQ+のパレードが行われるようになった背景やレインボーフラッグの由来などを、皆で学び、その後ツアー参加者全員での記念撮影も行いました。

国内最大規模で過去最大の来場者数ということもあり、会場には非常にたくさんの人の姿がありました。私たちも、レインボーになぞって分けられた6色のエリアを順に歩きながら、NPOなどの当事者支援団体や大学などの教育機関、スポンサー企業、飲食などの様々なブースを見学しました。各ブースがそれぞれの形でLGBTQ+をエンパワーメントしようという気概に満ちており、参加者も特色あるブースを楽しんでまわっている様子が印象的でした。

また、会場内の2つのステージではスピーチやトークショー、ライブなどが行われており、活気に溢れていました。会場外ではプライドパレードが行われ、会場周辺を歩きながらその様子を見ることができました。街を歩いている一般の方も、見守ったり手を振ったりなど温かい目を向けられていました。

TRPでは、楽しく参加しながら「”性”と”生”の多様性」を肌で感じ、多くの学びや気づきを得ることができました。そして誰もが安心して過ごせる社会にするために、当事者だけではなく、たくさんのアライの存在があるということを実感しました。多様な人々の存在を可視化し、それを明るく楽しく祝福していくことで、多くの人の興味・関心を呼び、誰もが過ごしやすい社会や街を創っていく。そのような姿勢は、ACT4の「E&J(Enjoy&Join)」企画にも共通することではないかと思います。

今後もACTではそのような企画を行っていきますので、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう!